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【母乳が出ない原因!?】授乳期間中の水分補給は大事!

母乳が出ない原因には水分補給が関係している?

母乳が良く出るか出ないかには水分補給有無が関していると言われます。
その理由は何か、解説していきたいと思いますので、ぜひご覧ください。

 

 

成人が1日に排出する水分量は?

人間の身体は約60%が水分で出来ている、という話を聞いたことがある人は多いと思います。
では、成人が1日に排出する水分量はどのくらいかご存知でしょうか?

 

正解は、約2〜2.5リットルです。

 

人間は毎日汗や尿・便の排泄などによってそれだけの量の水分を排出しているのです。結構驚きの数値ですよね。

 

成人であれば1日2リットルの水分補給が必要

前述の排泄量はもちろん、季節や体調などによっても増減はします。
しかし、1日に大体2リットルは排出していることを考えると、最低でも同じくらいは水分補給をしないと身体の水分が徐々に失われて足りなくなってしまいますね。
そのため、成人であれば1日2〜2.5リットルは水分補給をすることが求められます。

 

通常、食事だけでも約1.5リットルの水分を補給できると言われていますので、食事とは別に1日500ミリリットル〜1リットルは意識して水分を補給する必要がありますね。

 

水分補給

 

授乳期間中は約2〜2.5リットルよりも多く水分が排出される?

通常の成人であれば水分排出量は約2〜2.5リットルですが、授乳期間中のお母さんはそれ以上に排出されてしまいます。
その理由は何か。答えは簡単ですね。そう、水分が母乳として排出されるため通常よりも排出量が多くなります。

 

では、どれくらい多く排出されてしまうのかが気になりますよね。

 

赤ちゃんが飲む母乳の量は「体重1kgにつき150ml」だと言われています。
生後3〜4ヶ月もすると赤ちゃんの体重は6kg台になってくるので、1日に飲む母乳量は「150ml×6kg=900ml」になる計算です。
つまり授乳をしていない成人と比べ、1日に約900mlもの水分が多く排出されることになります。

 

授乳

 

授乳中のお母さんは1日に約3〜3.5リットルの水分補給をすべし!

 

通常の成人が1日に補給するべき水分量は約2〜2.5リットルなのに対し、授乳中のお母さんは母乳で排出されてしまう「900ml」を考慮し、
約3〜3.5リットルの水分補給が理想的です。

 

このうち1.5リットルは食事で賄えるため、食事とは別に1.5〜2リットルの水分を補給するようにしましょう。

授乳期間中の水分補給にはどんな飲み物が適しているの?

水分補給が必要、といっても水分ならなんでも良いというわけではありません。
授乳期間中のお母さんが摂った水分は、そのまま赤ちゃんへ届けられることになるので、成分には注意が必要です。

 

授乳期間中は避けた方が良い飲み物

カフェインを含む飲み物

カフェインは赤ちゃんに刺激を与えてしまい、眠れなくなったり精神が不安定になったりする可能性を高めますので要注意です。
コーヒーや紅茶にカフェインが含まれていることは有名ですが、ただのお茶だと思ってもカフェインが多く含まれている可能性がありますので、表記されている成分を良く読みましょう。
日本人は緑茶は大丈夫という見解もありますが、あえて緑茶を飲む必要も無いと思います。

 

コーヒー・紅茶

 

糖分を多く含む飲み物

糖分の取り過ぎは乳管が詰まる可能性が高まりますので、避けたほうが良いでしょう。

 

果汁飲料

果汁については「子どもに果汁を与えるリスクと適切な摂取方法についての勧告」という勧告を2001年にアメリカ小児学会が提言しています。
詳しくはこちらから翻訳文をご覧いただけますが、「勧告」部分を抜粋してご紹介いたします。

 

【勧告】

  1. 果汁は生後6ヵ月未満の乳児に飲ませるべきではない。
  2. 乳児には哺乳びんや簡単に持ち運びのできる蓋つきのコップから果汁飲料をあたえない。これにより簡単に1日中果汁を摂取することを許すことになる。乳児には寝る前に果汁を与えてはならない。
  3. 果汁摂取量は1〜6 歳の小児では1日当たり4〜6オンス(約110〜170mL)に制限すべきである。7〜18歳の小児では1日あたり8〜12オンス(約220〜340mL)または2盛り(サービング)に制限すべきである。
  4. 小児が果物そのものを食べることにより、1日の摂取量を摂るように推奨する。
  5. 乳児、小児、そして青少年は殺菌されていない果汁を飲むべきではない。
  6. 小児の栄養障害(栄養過剰と栄養不足)を評価する時に、保健医療従事者は摂取されている果汁の量を確認すべきである。
  7. 慢性の下痢、過度の鼓腸、腹痛、腹部膨満を伴う小児の評価をする時に、保健医療従事者は摂取されている果汁の量を確認すべきである。
  8. う歯の評価をする時に、果汁の量と飲む方法を確認すべきである。
  9. 小児科医は、果汁と果汁飲料の使用について普段から話し合い、親に両者の違いについて教えるようにすべきである。

出展:アメリカ小児科学会-栄養に関する専門委員会による方針宣言-「子どもに果汁を与えるリスクと適切な摂取方法についての勧告」
PEDIATRICS Vol. 107 No. 5 May 2001, pp. 1210-1213

 

果汁

 

アルコール飲料

言わずもがな、赤ちゃんにとって良いことは一つもありませんので、授乳期間が終わるまでは我慢しましょう。
また水分補給という観点からも、アルコールは利尿作用が強く、摂取した分尿として排出されてしまうため不向きです。

 

ビール

 

牛乳

意外や意外、牛乳での水分補給も避けたほうが良いのです。牛乳は赤ちゃんに悪影響というわけではありませんが、脂質が多いために消化吸収に時間が掛かるため、水分補給の観点からみるとあまりオススメはできないんです。

 

牛乳

 

授乳期間中にオススメの飲み物

麦茶

ノンカフェインかつミネラルが豊富なので授乳中のお母さんでも安心して飲むことができます。

 

麦茶

 

ラズベリーリーフティー

あまり聞き慣れないかも知れませんが、ラズベリーリーフティーはカフェインを含まないお茶のため、授乳期間中のお母さんにオススメの飲み物です。
また、ビタミン・ミネラルも豊富なので母乳の栄養価を高めてくれると言われています。

 

ラズベリーリーフ

 

たんぽぽ茶

こちらもカフェインを含まないお茶になります。鉄分やミネラルが豊富なので母乳の栄養価を高める効果もあり、加えて「リラックス効果・血液をサラサラにする効果・血流促進により身体を温める効果」によって母乳の出を良くしてくれると言われています。

 

西洋タンポポ

 

ラズベリーリーフティーとたんぽぽ茶の成分を簡単に摂取できるサプリメントもあります。
授乳

母乳育児サポートサプリ「すくすく母乳の泉」公式サイト>>

 

どのように水分補給をすればいいの?

ここまで
@1日にどれくらい水分補給をすれば良いのか
Aどんな飲み物で水分補給をすればいいのか
について解説してきました。
最後はBどのように水分補給をすればいいのかという点についてポイントをまとめましたのでぜひ参考にしてください。

 

水分補給は常温の飲み物で

基本的にはキンキンに冷えた飲み物というのはオススメできません。胃や腸に負担を掛け体調を崩す原因になりますし、なによりも身体が冷えて血行が悪くなると母乳の出が悪くなってしまいます
熱い飲み物は身体が温まるかも知れませんが、水分補給という観点で見ると常温の方が吸収が良く効率的です。

 

一度に大量の水分をガブガブ飲むのはNG

「今日全然水分補給してないからたくさん飲まなきゃ!」といって一度に大量の水分を飲むのはNGです。
一度に大量の水分を補給すると、血液が薄くなります。すると人間の身体は血液を正常な濃さに戻すために余分な水分を排出しようとします
これが利尿作用と呼ばれるものです。たくさんの水分を飲むとトイレが近くなるアレです。

 

利尿作用が働いてしまうとせっかく補給した水分がまた排出されてしまうためあまり意味がありません。
一日のうちに複数回に分けて水分補給するようにしましょう。

 

例えば、朝起きてからコップ1杯の水分は必ず飲むとか、昼食・おやつ・夕食などの決まった時間に決まった量を飲むなど。
これだけでは足りないようであれば、1日に飲む回数・時間をもっと細かく分けてみましょう。

 

もちろん、決まった時間にしか飲んではいけないというわけではありませんので、その辺りは臨機応変に。

 

「喉が乾いたな」と感じてから飲むのでは遅い

人間が「喉が渇いた」というサインを出すのは水分が足りなくなってからなので、実はそう感じてから飲むのでは遅いのです。
常に「喉が渇いた」と思う前に水分補給をするのが理想です。そのためにも毎日決まった時間に飲む習慣をつけるのはとても大切です。

まとめ

上記のように長々と水分補給の大切さについて解説してきましたが、肝心の結論がまだなので最後にまとめを書きたいと思います。

 

「母乳と水分補給の関係」ですが、水分が足りていないと母乳の出が悪くなります

 

最初の段落「母乳が出ない原因には水分補給が関係している?」で書きましたが、6kgくらいの赤ちゃんが母乳を吸うと、1日で約900mlの水分が排出されることになりますが、そもそもそれだけの水分をお母さんがきちんと摂取していないと母乳がちゃんと作られません

 

授乳がない成人でも1日に2〜2.リットルの水分が排出されているわけですから、水分補給を怠るとどんどん身体の水分が足りなくなり母乳の出もどんどん悪くなっていきます

 

赤ちゃんにきちんと母乳をあげるためにも、毎日欠かさず1.5〜2リットルの水分補給をするよう心掛けてください